ビットコインを支える根幹技術、ブロックチェーン
今回はビットコインを支えるテクノロジー、ブロックチェーンについて説明していきます。
個人的な考え方になりますが、今後ビットコインよりもブロックチェーンの技術についてクローズアップされることが増えてくると考えています。
基本的な部分だけでもしっかり理解してみてはいかがでしょうか。
ブロックチェーンと今までの管理システムの違い
従来の管理システムは、中央にサーバーを配置して、そこから情報を引き出してくるという中央集権型のものがほとんどでした。
例えばGoogleはその最たるものですね。
サーバーに世界中のサイトの情報を入れておき、ユーザーが検索をした言葉に関係する情報をサーバーから引っ張り出して提示するという流れです。
これに対してブロックチェーンはP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーを利用した分散台帳を使って管理しています。
P2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーによる管理
昔、Winnyと呼ばれるファイル交換ソフトが流行ったのはご存知でしょうか?
これは自分が欲しい情報をネットワークに上げると、それを持っている別のユーザーを探し出して、そのユーザーから直接ファイルを受け取る、もし自分の所有している情報を欲しい人がいたら、その情報を直接渡すというものでした。
残念ながら著作権に反したものやウイルスばかりが蔓延してしまって、今では廃れてしまいましたが、実はブロックチェーンに搭載されている技術P2P(ピア・ツー・ピア)もこの技術を使っているのです。
データをチェーンのようにつなげて、誰もが公開・閲覧できる仕組み、そしてお互いを監視できる仕組みになっています。
ブロックチェーンによる分散管理のメリット
もし中央集権によるサーバー管理だと、もしそのサーバーが壊れてしまったり、ハッキングに遭ってしまうとほとんどの情報がなくなってしまいます。
しかしブロックチェーンによる分散台帳で管理をしておけば、一部のデータに問題が生じてしまった場合でも、残りのコンピュータでその情報を補完することが可能となり、運営を続けることができます。
ブロックチェーンこそが今後の仮想通貨の発展のキー(まとめ)
ブロックチェーンについて簡単にですが、まとめさせていただきました。
冒頭にも述べた通り、ビットコインというよりもむしろブロックチェーンこそが今後の社会システムを変えていくものだと考えています。
スマートコントラクトなどのブロックチェーンに関係する新しい技術も搭載され始めており、今後の進歩にワクワクしますね。