P2Pテクノロジー

ブロックチェーンに欠かせない、P2P(ピア・ツー・ピア)ってなに?

ビットコインの根幹技術、ブロックチェーン。
それを支えているのがP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーです。
情報を中央に集約せずに分散して保管するシステムですが、今回はそのP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーがどのようなものかを解説していきましょう。

今までの中央集権型の管理方法の問題点

例えば皆さんがインターネットで情報を得ようと思ったときには、Googleなどで検索すると思います。
この時の動きとしては、サイトの情報を保管しているGoogleのサーバーから欲しい情報を取り出すという形になっています。
ではもしそのサーバーが壊れてしまったり、ハッキングに遭ってしまったらどうでしょうか?
皆さんが欲しい情報を手に入れることはできず、場合によっては間違った情報を得てしまうかもしれません。
そんな問題点を解決するのがP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーなのです。

知り合いの知り合いは欲しい情報を所持している

サーバーによる中央集権型の管理と比べてP2P(ピア・ツー・ピア)による管理はどう違うのでしょうか。
P2P(ピア・ツー・ピア)は分散管理と呼ばれており、必要な情報はそれぞれが所持しています。
もし自分が欲しい情報があったとしたら、そのリクエストを自分と直接つながっている別のユーザーに投げます。
その情報を他のユーザーが所持していたら問題ないのですが、持っていない場合もあります。
そんなときは他のユーザーとつながっている更に他のユーザーに問変えけていくのです。
こうしてネットワークを順にたどっていって、最終的には必要な情報に行き着くことができます。
するとその情報をあなたは得ることができるのです。

P2P(ピア・ツー・ピア)による分散管理のメリット

もし万が一、ネットワークに参加しているユーザーのコンピュータが故障してしまったり、ハッキングの被害に遭ってしまったとしても、他のユーザーのコンピュータでネットワークの運営を継続することが可能です。
そのように一箇所に問題が発生しても他の部分でカバーすることができる、それがP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーの最大のメリットといえるでしょう。

P2P(ピア・ツー・ピア)による分散管理のデメリット

サーバーによる中央集権型管理と比べて、情報を伝達に時間がかかると言われています。
しかしこの件については、ネットワークの速度は加速度的に増しており、近い将来あまり問題にならなくなるのではと言われています。
また他のユーザーが所持している情報が信頼に足るものなのかという問題はありますが、ビットコインに使われているブロックチェーンでは合意アルゴリズムという技術を搭載しており、情報の信頼性に関しては解決しています。

ブロックチェーンは社会を大きく変革させるテクノロジー(まとめ)

以上がP2P(ピア・ツー・ピア)テクノロジーの概要です。
ブロックチェーンは今までの中央集権型の管理と比べて、格段にコストを抑えることができるようになっています。
すると今までコストの部分で情報管理システムを導入できなかった国などでも使用されることができるようになるでしょう。

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